大人の学校/紙芝居手作り講座

素晴らしい講座でした! かずたんに感謝!! http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/251
講師の中平さんの生き方に惹かれました。 ご自身も生活クラブの組合員で、生活クラブはお肉も野菜も美味しい、『生活と自治』はとてもいい本で、意識を高めさせてもらっていると話されていました。
いくつか、紙芝居も実演してくださいました。 それがまたとっても良くて・・・ 『おねぼうなじゃがいもさん』という作品は、もし私が図書館で紙芝居を捜してて手に取ったとしても、きっと一瞥しただけで戻してしまったと思います。 絵も私の好みではありませんし。 でも、中平さんが演じてくださるのを聞くと、とってもいいんです。 終わってパチパチと拍手をしてから、この紙芝居がどう優れているかを説明してくださいました。 絵がシンプルだということ、色の配色が良い。 ある場面では、人参さんの頭の先と、ジャガイモさんの寝ているベッドの下の部分が切れているのですが、それで絵の広がりを感じさせるのだそうです。 別の場面では、黄色い空に黒い駅と電車、これは玉葱さんのイライラしている気持ちを表すなどなど、どれもなるほどと納得しました。 
紙芝居は日本独自の文化で、歴史は80年余。 今、ヨーロッパやアジアで、紙芝居が高く評価されているそうです。
紙芝居は、すごい力を持っていて、全ての年代の人に喜ばれる。 学級崩壊したクラスへ行くと最後まで聞いている。 今増えているのは、老人介護施設だそうです。 ある認知症の施設へ行って、5分も持たないと言われたけれど、まずみんなに顔を上げてもらって、手をたたいてもらって始めたら、40分もったと。 お年寄りには原風景が脳裏にあるから、悲しい話でなくても、ボロボロ泣くのだそうです。
ある施設へ行った時、終わって廊下を歩いていたら、後ろから車椅子の音がして、振り返ったら、おばあさんが2人、すごいスピードで車椅子を走らせて来ていた。 そして中平さんの手をギュッと握って「あんた、あんた、あんた1人でいいからもう一度来て!!」と言われたのだそうです。 それで中平さんは、今年も行くとおっしゃっていました。
中平さんは、どこかへ行った時には必ず1回ボランティアをなさるそうです。
中平さんの言葉で心に残ったもの・・・・・・
人間で大事なことは、いい意味で恥ずかしさを忘れること。 自分の人生を豊かにしたいなら。 自分の命は無くなっても、思いは伝えられる。 自分の思いを作品にして伝える。 
幼児期に素敵な時間を持っていると、必ずその時期に戻って素敵な時間をすごせる。
人間の最期に関わり、しあわせな最期にする喜び。 生きる喜びが最後に見えていなければ、若者は非行に走る。 だから私は輝いて生きたい。
生きる力とは、エネルギー、光。 作品を通して子どもたちを照らす・・・・・・

午後は、みんなが書いてきたプロットをコピーしたのを見ながら作者の説明を聞きました。 中平さんが助言してくれ、参加者もいろいろ意見を言います。 参加者は9人で、うさたんも一緒でした。
私はグリーンクラブ(CO2削減委員会)で、『グリーンシステムをしっていますか?』にしたのですが、弱いって。 グリーンシステムの中でもRびんについてなので、『Rってなあに?』『返してよ、Rびん』『Rびん使おうよ』それから、最後の場面に「遠山のびんさん」(名付け親は事務局のK山さん)を出していたので、『遠山のびんさん捕り物長〜Rびんの巻〜』と、どんどん出てくる! 嬉しい! 参考になります! 地球温暖化、CO2排出量 などの言葉が出てくるので、これは対照は大人ですね?と。 そう、生活クラブのお母さんたちを考えていたけど、子どもにも伝えたいな・・・ それでは、この文ではだめね・・・ 主人公がR君から最後に急に時代劇調になるので、最初から岡引とかにしたら? すると台詞も変わってくるわね・・・ たくさんの気付きがありました。
次は、石けんクラブのT木さん。 テーマは地球の水を大切にしましょう。 8コマでしたが、②と④はここでは必要ない、かわりに起承転結を考えて、ここにこの場面を入れたら? とアドヴァイスがあり、Tさんも、何かやる気が出てきたと。
次の作品は、『エッコちゃんのふしぎなたいけん』胡桃の木の妖精が出てくるけど、妖精が出てくる必然性が無い。 ここは、ここに登場する千鳥のお母さんに語ってもらう方がいいなど。
次は、ぱすのすけクラブのT川さん。 『乳牛のつぶやき』という題でしたが、『ぼくはパスのすけ』『ぱすのすけのできるまで』などアイディアが。
最後の作品は、遺伝子組替の話。 作者のMさんは、無謀なテーマに取り掛かってしまったと言っていたけれど、良くなりそうです。
うさたんは、新潟地震のときにボランティアに行った体験と写真をもとに、どうして地震が起きるのか、災害の時にいかに身を守るかを紙芝居にしたいそうです。 どれも完成が楽しみです。 
出来なくても、途中でもいい、出来るまで面倒を見ますとおっしゃったけれど、やっぱり頑張って2週間で仕上げて、次回には演じ方を詳しく聞きたいです。 中平さんのお店にも行ってみようと思います。
http://members.jcom.home.ne.jp/dolce34/

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