山田耕筰の夕べ

私たちの班会は月に1度、3時からで、話がはずんで「あっ!もう7時!」ということも珍しくありません。でも今日は予定があって、残念ながら5時でさよならして来ました。
劇団Kの友だちに誘われて、「第26回からたちの会定期演奏会」へ行くのです。自転車飛ばして家へ帰って、班会へ行く前に仕掛けておいたカレーをかき混ぜて味をととのえました。前に生活クラブで買った「シャトルシェフ」、とっても重宝しています。材料を炒めて、この鍋に入れて煮立ったら、もう魔法瓶のようになっている外鍋(って言うの?)へ入れます。熱源なしでも温度を保つから、あとは寝てしまっても、出かけてしまっても、じっくり中まで火が通ります。焦げ付かせる心配は無いし、最初にひと煮立ちさせるだけで光熱費も節約になりますし、CO2削減!!
急いで着替えて、5時20分に待ち合わせ場所に走りました。彼女の車に乗せてもらって、川口リリアへ。ちょっとお茶してから、音楽ホールへ行ってプログラムをもらいます。会場はほぼ満席でした。
今年は、指揮者の金子一雄先生の米寿をお祝いして「山田耕筰の夕べ」でした。88歳でかくしゃくとして指揮をなさっているとは、何と素晴らしい!
曲は全て、山田耕筰が、北原白秋、野口雨情、三木露風西条八十らの詩の作曲したもので、懐かしい、よく知っている曲から、全く知らない曲まで、独唱、女声三重唱、男声四重唱、混声合唱とバラエティに富んで、よい構成でした。
金子一雄先生は、小学生の時から歌っていて、放送されたりしていて、作曲家の山田耕筰がピアノ伴奏をしたいと申し出られたそうで、昭和6年、金子先生が小学校6年生の時に山田耕筰のピアノ伴奏で独唱したレコードも聴くことができました。山田耕筰は、私たちはもう音楽史で習う偉大な作曲家です。その歴史上の作曲家に伴奏してもらったなんて・・・
少しお話もされて、ユーモアもあるとても素敵な先生だと感じました。高木東六は100歳で、現役で指揮棒を振っているそうです。金子先生にも100歳までも、その後もお元気でと願いました。
プログラムを見て、娘の同級生(ピアニストとして活躍中)がピアノ伴奏で出ているのを見て驚きました。しかも歌い手はそのお父さん。終わってロビーに出たら、小学校で息子と娘、3人ともがお世話になった先生にバッタリ出会いました。元の同僚が出演していて毎年聴きにいらしているそうです。この先生は、ほとんど毎年、私たちの劇の公演を観に来てくださるのです。
帰りに劇団Kの方々と合流して、5人で夕食を食べて楽しかったです。