バンコクから来た少女

11日の午後、日本語学校の先生と一緒に、タイの少女が家に着きました。 おとなしそうな可愛い子です。 名前は長くて難しいけれど、ニックネームが「タン」だと言うので、タンちゃんと呼んでいます。 お家はバンコクにあって、4月末に20歳になるそうですが、大学4年生なんですって… 飛び級?? 大学では日本語を勉強しているそうです。
始め、私は普通にしゃべってしまいましたが、それでは良く分からないようでした。 私の家は南浦和駅から歩いて25分、浦和駅からは歩いて30分以上かかります。 毎日通う日本語学校新都心駅なので、駅は浦和駅の方が近いですが、バスを間違えて乗ったら大変。 どういうルートで通学するかを聞きたかったのです。 日本語学校の先生が、「ゆっくり、短い文章で言ってください。 複文は難しいです」とお手本を示してくれました。 「歩くの得意です。 南浦和から歩きます。 歩くのもっと得意です。 浦和駅から歩きます。 歩くの得意ではありません。 浦和駅からバスに乗ります」というぐあい。 なるほど、なるほど、そういうふうに話せばいいんだ… という感じで、スタートしました。
ところが初日だというのに、私は今回の劇の音響さんとの初めての打ち合わせが入って、夜出かけることになってしまいました。 初演からずっと音響をやってくれている仲間は、中学校の先生で、残念なことに6月の本番の日には生徒を連れて自然体験学習に出かけていて埼玉に居ないのです。 それで、今回初めて他の劇団から音響さんに来ていただくことになりました。 3月末に打ち合わせをするつもりが、音響さんとウチの劇団の演出の日程が合わなくて、延び延びになっていたのです。 それが11日夜なら!ということになって、この日を逃すとまた何時できるか分からないのでOKしました。
夕食に たけのこご飯を作って、後は帰ってきた娘に頼んで、6時に出かけました。 打ち合わせ場所は川口のファミリーレストランに6時半、音響さんが川口にある県立高校の先生なのです。 先日、彼が主宰する劇団の劇を観に行った時にちょっと挨拶はしましたが、ほとんど初対面になります。 若い! 30代前半です。 先日の劇では三日月男爵を演じていました。 始終にこやかで物腰がていねいで紳士です。 高校ではきっと生徒たちに大人気なのでしょう。 演出と3人で無事に打ち合わせが終わりました。 (ウチの演出も若くて、30代前半です) 娘に聞くと、タンちゃんはご飯を食べて部屋に居るというので、行ってみると、大学に出すレポートを書いていました。
忘れてましたが、タイの料理って辛いのでした! ウチは全員辛いのが苦手なんです。 タンちゃんは今日、何とかという、エビで出来た「ふりかけ」みたいなのを持ってきて、それをご飯にかけて食べてました。 「どうぞ」と言うので、ほんの少しだけもらって食べましたが、辛いの、辛くないのって…
「ママ」という、インスタントラーメンみたいなのも食べさせてくれました。 「これ、少し入れるだけなら辛くないです」と、付属の調味料を少しだけ入れてくれたのを食べたけど、娘と「辛〜い!!」
タンちゃんは、同じのを食べて「辛くな〜い!!」と言って辛い調味料を足していました。 唇がヒリヒリしてきたので、「唇が痛いです。タンちゃんは痛くないですか?」と聞くと、笑って「全然痛くないです」
う〜ん、どうしてあんなに辛いのを食べても平気なんでしょう… 不思議…