縁の下の

さいたま市生涯学習支援事業補助金交付制度説明会」なるものに行って来ました。 生涯学習の振興と市民の学習活動の向上を支援するため、市内で活動する各自主学習団体が、市内で開催する事業に対し、市から補助金をいただけるのです。
「みんなの地球の会」は、創設当初はプロの俳優さんが指導してくれましたが、その指導者が6年前に病気になられてからは、2004年公演の為の練習以外は、ずっと素人だけでやってきました。 それで時々はプロを呼んで指導してもらっているので、この補助金をいただいていたらしいのです。 「らしい」というのは、私がこの補助金の存在を、つい最近まで知らなかったから。
‘92年5月に一緒に「みんなの地球」に入った友人のBさんは、舞台の上ではあまり目立ちませんでしたが、ずうっと、会計、会場取り、後援のお願い、各種助成金の申請、公演後のお礼、その他 私の知らない ありとあらゆる事務的なことをやってくれていました。 もちろん1人でではありませんし、一度に全部の役をやっていたわけでもありませんが、まさに縁の下の力持ちだったのです。
そのBさんが、去年5月の公演後の総会で、もう疲れたから休みたいと言いました。 みんなで舞台を創り上げていく感動を味わえたのは良かったけれど、自分は人前に立って歌ったり演じたりということが苦手なんだ、ということに気がついてしまったから、と。 更年期もあるのでしょうか、鬱っぽいとも言っていました。 そして去年の秋からは全く来なくなってしまったのです。
Bさんは、裏方全般をやってくれていただけでなく、みんなを包み込む感じで、彼女がいるだけで安心感があったのです。 いなくなってしまってからは本当に大変でした。 もちろん今も大変です。 会計面でも運営面でも、今回の補助金のこともそうですが、私の知らなかったことが沢山あって、いかに彼女が会のために尽くしてくれていたかを改めて感じます。
私よりずっと前から入っていた浦和市民劇場(会費を出し合って年に6回観劇する会)も、今月の例会を観たら退会するそうです。「最近どの舞台を見ても、以前のように感動できなくなってしまって・・心も体も空っぽにしたいのです」と。
それで、去年まではその補助金の存在も知らなかった私が説明会に行くことになりました。 大宮駅西口からつながるデッキを歩いて5分、ソニックシティの西側にある「シーノ大宮センタービル」7〜10階部分が生涯学習総合センターです。 説明会の会場は10階の多目的ホールでした。 「シーノ大宮」は、去年建ったばかりのきれいな所で、公民館として借りられるのです。 7階から9階に講座室、音楽室、アトリエ、レクホール等があり、10階が多目的ホール。 いつもは浦和の公民館で練習していますが、どこも一杯で借りられない時には、今度ここを借りてみようと思いました。 駐車場がなく車で行けないので、荷物が多い時は大変ですが、大宮駅からすぐだから。
とにかく、Bさんがまた戻って来て、また一緒に感動を味わえますように!