末広亭

母が寄席を観たいと言うので、父と3人で新宿の末広亭へ行きました。
私は末広亭は2回目です。 娘が別所公民館にいた時に、寄席を観る講座があって、講師の先生と娘が利用者さんを引率して末広亭へ行くと言うので、私も一緒に行って楽しんで来たのです。 それなのに、インターネットで地図も印刷して持ったのに、新宿の東口を降りた時、地図にある目印の建物がひとつも見つけられなくて、結局交番のお世話になりました。 私は本当に方向音痴で嫌になります。 伊勢丹の地下でお弁当を買ったら、今度は出口が分からなくなるし。 右・左、東西南北という観念が、私の頭脳からスッポリ抜け落ちているのではないかと思うことさえあります。
12時の開演を少し過ぎてしまいましたが、何とか到着しました。 座席はガラガラで、前から2番目やや上手寄りの席に落ち着いてやれやれと安心しました。
私たちが行ったのは、最初の落語が終わり、2人目の俗曲をやっていた時で、これはあんまり面白くなかったです。 その後、落語が2人、太神楽曲芸、また落語が2人で、この落語はすごく面白かった。 次の奇術は派手な手品ではなかったけれど、ひとつ種明かしをしてくれて、それが面白かった。 続いて出た落語家はすごいお爺さんで、82歳の私の父よりずっと歳がいってる感じ、話す言葉も不明瞭でよく分からないの。 そろそろ引退した方がいいんじゃないかなあと思ってしまいました。 次の落語はまあまあ。 その後の曲ごまは楽しかったです。
落語の後、お仲入りで、落語、漫才、落語、落語、紙切りで、最後が金馬でしめでした。 いつもは昼夜入れ替えしないで、夜の部も見ていられるのですが、今は夜の部に「林家正蔵 襲名披露興行」があるそうで、昼夜入れ替えるのだそうです。
金馬が終わって4時半に外へ出て驚きました。 夜の襲名披露興行を待って、ずらっと行列ができているのです。 5時半の開演まで1時間あるのに、もう7〜80人は並んでいる様子でした。
今回の寄席は、まあまあでしょうか。 前に劇を観たいと言った時、劇団四季の『レ・ミゼラブル』を観てもらったのですが、こういうのは、かなり前からスケジュールが分からないと事前にチケットを取っておけないから難しいです。 公演と予定が合えば観せたいなと思うのが、青年劇場の『銃口』、すごく良かった! お奨めです。