職場最後の日

今日が私の勤めるセンタの最後の日。今日で終わりだ!と思いつつ起きたら、外は一面雪でした。
11年勤めた中には、雪で自転車に乗れなくて、朝7時前に家を出て1時間かけて歩いていった日も、10日以上ありました。でも、今日の雪は歩いていくほどではなさそうなので、いつもより10分ほど早く出て自転車が滑らないようゆっくり行きました。
朝の5分間のミーティングの時に、もうチーフが涙声になり、最後にタイムレコーダーを押して帰る時には、私も含めて多くの人が涙、涙。別れがたくて、今日出勤の人の半数以上がお茶飲み会に流れ、3時間以上思い出話に花を咲かせました。この仲間の中には、もう一生あえない人も何人もいるのでしょう。
この職場の面接を受けた時、私はパソコンできません、と言って入りました。それまでパソコンに触ったことも無かったから。ところが研修が始まって驚きました。キーボードの、どこにAがあってどこにBがあるなんて全然知らないのに、単語を打とうとするとひとりでに指が動くのです。「何なのこれ!?」と思わずつぶやいてしまったほど不思議な感覚でした。おかげで研修はすっごく楽で、パソコンを打つのだけは普通にしゃべる速さで打てます。変換に手間取ってしまうと、ちょっと待ってもらわなければなりませんが。
実は結婚する前に1年余り商社で英文タイプを打っていました。英文タイプとパソコンのキーボードの並びって同じだったんですね、それまで知らなかったけど。でも、英文タイプにしても25年間全く触れてもいなかったのに、若い頃に経験したことって、体に、というか脳にこんなにもしっかり入っているものなんだと感慨深いものがありました。