せっけん学習会

せっけんのリニューアル目的と改善内容の理解&利用促進のための「せっけん学習会」に参加しました。
はじめは「洗濯せっけんリニューアル学習会」
講師は、エスケー石鹸(株)の浅見さん、入社 4年目の若い男性です。 4年間生活クラブの担当だそうです。 共働きで、家事は「ご飯作り」と、「それ以外の家事」に分担されていて、浅見さんは「それ以外の家事」を担当しているので、洗濯も自分でなさっているそうです。
お母さんが横浜で生活クラブに入っていたそうで、エスケー石鹸に入社して、粉石けんを見たときに、「あ、見たことがある!」と、不思議な巡り合わせを感じたそうです。
◆粒状せっけん開発の流れ
37年前の 1973年、取り組み開始(エスケー提携開始)紙箱 3.5kg。
この時は、まだ業界の流れにそって、合成洗剤もまぜていたし、生活クラブも、合成洗剤も扱っていたのだそうです。
1976年、粉状から中空粒状へ。
1977年、合成洗剤の取扱いを中止。
1977〜85年、せっけん類よりエデト酸塩を除去、製法変更、香料変更 etc.
1987年、消費材名称を「粒状せっけん」とする。
1990年、粒状せっけん高密度化、それまでの紙箱から紙袋 2.1kgへ。
2003年、粒状せっけんリニューアル(みんなでTRY)紙箱 1.75kg。
2008年、原料脂肪酸に米糠脂肪酸を配合、PE袋 1.6kg。
2010年7月、熱風乾燥から真空乾燥へ。 原料変更(混合脂肪酸→オレイン・ラウリン酸主体のブレンド)。 粒の大きさを、従来より細かい粒を減らして大き目の粒で揃える。
無添加石けん開発の流れ
2001年、生産者推奨品として取り組み開始。 紙箱 1.2kg。
2008年、原料脂肪酸に米糠脂肪酸を配合。 PE袋 1kg。
2010年7月、熱風乾燥から真空乾燥へ。 原料変更(混合脂肪酸→オレイン・ラウリン酸主体のブレンド)。 形状の変更(粒状→針状)

◆粉石けんの利用率
提携開始の 1973年、利用率は、合成洗剤 92.3%、粉石けん 7.7%でした。
合成洗剤は環境へ悪影響を与えるということで、1975年に粉石けん利用普及運動が始まり、1976年の利用率は、合成洗剤 7.3%、粉石けん 92.2%になり、1977年に合成洗剤の取扱いを中止し、粉石けんに切りかえました。
でも、この数字は、生活クラブで洗剤や粉石けんを買っていた人の中での利用率なのよね。
今、組合員の中で、粒状せっけんを使っている人は 3割と聞いて、驚きました。 たった 3割!!!
同じ支部の人と並んで聞いていましたが、彼女の班は、5人いるうち、石けんを使っているのは 2人だけなんですって!
彼女は、生活クラブに入る前の 19年前からずっと、石けんだけを使っているそうです。
私の班は、4人いて、3人が石けんを使っていますが、どうも合成洗剤も使っているみたい・・・
私は、生活クラブに入った 26年前、勧められて粉石けんを使っても、うまく溶けないし黄ばむしで、合成洗剤と交互に使ったりしていましたが、この20年くらいは、石けんだけにしています。
彼女と話しました。 支部委員の人たちは、全員せっけんを使っているのかしら・・・使っていない人もいるよね・・・と。
6月の支部委員会には、2人で、まず支部委員から せっけんを広めて行こうと決めました。
次の、合成洗剤をやめていのちと自然を守る埼玉連絡会のミジンコくらぶ出前講座の題は「伝えることはいいことだ!」
環境問題を学習する上でのヒントをたくさん教えてくれました。
・流行を取り入れて、ついでに石けんの話をする(アロマなどと組み合せる)
・若い母親は午前中の託児付きで。
・キャッチコピーは、人の共感を誘う、優しい、愉しい気持ち)
・シリアスなものをミーは―的に。
・相手を責めずに、チャーミングに。
・否定しない、難しいことばを使わない。
・黒い紙にダウンロードした地球を貼る。「地球は水の惑星。 地球の水はすべて地球の中で使われている!」
伝えることに遠慮はいらない! 伝えるためなら何でもしましょう!
まさに、その通りです! 「伝えることはいいことだ!」
7月はしゃぼん玉月間です。 がんばろう!!