ピースボート

10時から教会で聖歌隊の練習。 4月12日の復活祭に歌う聖歌を練習しました。 
今日は人数が多くて 23人。 三部で素晴らしいハーモニーになり、指揮の F子さんもとても喜んでいらっしゃいました。 
12時過ぎに終わって、帰るつもりでいたら、友だちの A子さんが「時間があったら一緒にビデオを見ましょう。 おにぎりも持ってきたから」と誘ってくれたので、「2時頃までなら」と、残ることにしました。
A子さんは、聖歌隊に来てた人全員に声を掛けたけど、みんな忙しくて、残ったのは 3人だけ。
A子さんは、去年から今年にかけて、ピースボートで世界一周をして来て、そのビデオを見せてもらいました。
40日の予定が、海賊を避けるためや、船が壊れて別の船に乗り換えたりしたため、70日間になったんだそうです。
船の中での交流、各国の現地の人たちとの交流・・・ビデオに写っていたのは、ごく一部ですが、本当に素晴らしいと思いました。
「エジプトは全部の家がソーラー発電なの」などと解説をしてくれて、楽しく有意義なひとときでした。
A子さんは、私が末っ子を産んだ時、2日違いで一人娘を産んで、同じ中央病院に入院していたのです。 それまで互いに知らなかったけれど、お見舞いに来てくださった神父様が 二人を引き合わせてくれました。 その日から 25年来の友だちです。
A子さんは、バレエの先生で、バレエの発表会の陰マイクを手伝ったりもしましたが、一番の思い出は、バレエ『サウンド・オブ・ミュージック』を上演した時、私も修道院長の役で出演したことです。
修道院長はそんなに大変な振りはないのですが、幼い頃にバレエを習っていたとは言え、小学校 4年で止めてしまっていたので、3ヶ月間 毎週 A子さんの教室に通って練習しました。
彩の国芸術劇場・大ホールの舞台で踊ったことは、劇とはまた違った輝かしい経験です。
25年以上続けてきたバレエ教室を去年閉じたので、その集大成として ピースボートに乗ったのだと話してくれました。 それまで使ったバレエ衣装も、全て持っていって寄付してきたそうです。
船には様々な方々が乗っていて、癌で余命 3ヶ月と告げられて船に乗ったという人もいたそうです。
私よりひとつ年上のA子さん、今は再び大学生になり、猛勉強しています!