鎌仲ひとみさん講演

「映画〜『HIBAKUSHA』そして『六ヶ所村ラプソディー』へ」
監督の鎌仲ひとみさんが、「ヒバクシャ」と、核燃料再処理施設のある六ヶ所村について、お話してくださいました。 鎌仲さんは、とても気さくな親しみやすいかたでした。 お話もわかりやすく、知れば知るほど、恐ろしさ、理不尽さに、いてもたってもいられない思いです。 まとまらないけど、講演で心に残った言葉を書いてみます。

劣化ウラン弾 1万6千発を戦闘機が搭載して、全部使い切って帰ってくる。 何度も何度も行く。
アメリカがこんなひどい物を作って、何と言うことだ! と思っていた。 『HIBAKUSHA』を撮り終わる頃になって、劣化ウランは私たちが出したゴミだったのか!と・・・
日本には55基の原発アメリカには111基の原発がある。
核の平和利用と言っているが、原発から出た副産物が劣化ウラン弾になって使われているのは、平和利用ではない。
劣化ウランは非常に安い。 これからも使いつづけるとアメリカは言っている。
55基の原発から毎年1000tの廃棄物が出る。
再処理工場は800t処理することになっている。
800tより少ない量で実験しているが、その段階ですでに、ある放射性物質は1200倍も出ていた。
放射能物質は、100万年なくならない!
日本人は年間平均して3.75ミリシーベルト被爆していると言う。(ずいぶん高い数値)
3.75の内、2.25が医療被曝!
ガンを見つけるためのX線か、それによってガンになっているのか分からない。
1回のレントゲンで、0.3ミリシーベルト被爆する。 これでもガンを増やす。 集団検診では、X線を受けるなと言われている。(市場が1.6兆円くらいあるので、手放したくない)
私(鎌仲さん)は集団検診ではX線を拒否している。
六ヶ所村は、1億2千万人の、電気を使う人すべての責任だと思う。
六ヶ所村ラプソディー』の映画を作って、3月3日で丁度1年、口コミだけで広がっている。
核廃棄物が出る、私たちに返ってくるのを、みんな知っていてOKするのか。
後始末に何兆円もかかる、誰が背負っていくのか。
ドイツはなぜ脱原発を実現できたか・・・国民の意識が高まった。 電力会社と政府が同じテーブルに座った。 一番電気を使っている会社のトップ200社を公表して節電させて、踏み切った。

私たちにできることはたくさんある。
例えば、町のエネルギーを調べる・・・300台も自動販売機があったとか。 コンビにの電灯を省エネに変えるだけでもすごい。
日本の意識は、99%が原発いいよ、と思っている。 それが98%になれば、この1%はすごいこと。
署名運動は効果があった。
図書館へ行って、『HIBAKUSHA』のDVDを観たいと言ってください。
(以上)

そうだ。 知らない人が多すぎる! とにかく周りの人に知らせることからはじめよう。 私はもう何度も観たけど、図書館へ言ってDVDを借りよう。 図書館は持っていなければ買ってくれる。 そうしたら手にとって観てみようと思う人も増えるでしょう。


講演会の後、ひさごん、パクちゃん、うさたん、姫さん、HAOWちゃんと、6人でお昼を食べました。 かずたんはお嬢さんの卒業式で、残念ながら欠席。 パクちゃんが、紙でカエルを折って背中に「かずたん」と書いて、食事の仲間入りをさせました。 とっても楽しくて、あっという間に5時になってしまいました。
そのあと、HAOWちゃんと2人で、強風の中、別所沼を散歩しました。 とても素晴らしい時間でした。
この良き1日に感謝!!
【追記】
27年前から2年前まで、太陽熱温水器をつけていました。 夏はやけどしそうに熱いお湯が出て、とても助かりました。 2年前に建てかえる時、今度は太陽光発電をと決めていましたが、IHに関する危険に無知で、太陽光発電を選んだら当然IHとオール電化という流れに、何の疑問も抱かずに乗ってしまい反省しています。
太陽光発電はいいですよ。 光熱費は年間で2万円くらいです。 特別なコンセントがあって、災害時に電気が止まった場合でも、昼間なら、発電した電気をそのコンセントから使えます。 家々の屋根が小さな発電所になったら、消費はぐんと減るし、自分の家で発電して売電もできたら、電力消費にもっと意識が高まると思うのです。 政府で補助金をたくさん出したら、つけようと思う人が増えると思うのに・・・でも、そんな動きは全く無いのだそうです。