餃子だいすき

末っ子は、小さい時から餃子がだいすきです。 それで、餃子の皮がある第1週と第3週には、餃子の皮24枚入り2袋を2つ(つまり96個分)、ひき肉500g、にら、泥付長ネギ、キャベツは、必ず注文しています。 それこそ20年以上、その頃は、まだ野菜はなかったけれど、餃子の皮とひき肉は、月に2回、欠かさず注文していました。
今日も息子は、「おいしい」と喜んでいました。 「おいしい」と言われると、ほんとに嬉しい。 フライパンで、1回に1袋分24個を焼いて、写真は最後の回。 96個焼いて、4個だけ残りました。

私が生活クラブに入ったのは、実は、ひき肉で、なんです。 末っ子が生まれて間もない頃、上の子の具合が悪くなって、お医者へ行きました。 診断は風邪だったので、私は「薬は要らないです」と言ったんです。 するとそのお医者さんが言うことには・・・
薬の副作用が怖いと言うなら、ひき肉なんか、もっと怖いよ。 僕は兄貴が肉屋だから良く知っているけれど、ひき肉は、腐る直前の肉に防腐剤を入れて挽いているんだよ。
もう22年以上も前のことで、今はどうかわかりません。 とにかく私はそれから、ひき肉は全く買わなくなりました。 子どもの好きな餃子も、ハンバーグも、オムレツも作らないで、数ヶ月が経った頃、自然食品の試食会に誘われました。
そこの自然食品は、どうも新興宗教がらみで、頼みたいとは思わなかったのですが、その試食会で、生活クラブ浦和の草分け、初年度理事さんのAさんに出会ったのです。
Aさんと色々話すうちに、すっかりAさんが好きになって、私はその日、末っ子をおぶったまま、Aさんのお宅まで行きました。 そしてその場で、生活クラブに入ったのです。 なんて嬉しい、ありがたい出会いだったろうと、感謝の気持ちでいっぱいです。
初めて生活クラブのひき肉が来た時も、餃子を作ったのですが、野菜を入れて混ぜていても水っぽくならず、市販のものと全く違うので驚きました。 そしてその美味しいこと!! 感激しました。 生活クラブに入って少し経った頃、夫が言いました。「もう外でハンバーグを食べるのはやめた。 家で食べるハンバーグが美味しいから、もうよそでは食べられない」と。
どんどん注文する品数が増えていって、ほとんど店では買い物をせず、生活クラブどっぷりの生活になりました。
Aさんは、本当に暖かくて、思いやりがあって、何でも知っていて色んなことを教えてくれました。 月に1回、Aさんのお宅である班会には、子連れで行って楽しい時を過ごしました。 班の人数が多くなって、2つに分かれ、その後、1990年に近くの人5人で新しい班を作り、その時からずっと、我が家が荷受場所になっています。 班の人数も、多いときには12人に増えたのですが、今は4人です。
Aさんは、組もやっていましたが、40人のお世話は本当に大変だったと思います。 今は、戸配です。 「うちの班に入ってください、私がお届けしますから」と何度か言いましたが、「迷惑かけたくないから」と言います。 Aさんには、どんなに感謝しても し足りないから、迷惑なんてことないのに。
私はもう、あの頃のAさんの歳はとうに越したけれど・・・ Aさんのように頼りがいのある存在には程遠いような気がします・・・ 反省