花いちもんめ

市民劇団で、何度か一緒の舞台に立った、かつての仲間のM子さんが、一人芝居をするので観に行きました。 場所も、お話の会てんきりんの仲間がオーナーの「あそび舎てんきりん」 お客様を30人くらい呼べる、ちょっと良い空間、ホッとする場所です。 私たち、てんきりんの4人も、去年の3月に、ここで宮澤賢治作『水仙月の四日』と『注文の多い料理店』の公演をしました。
今日の演目は、宮本研作『花いちもんめ』。 満州で夫と別れ別れになり、息子を病で失い、やむなく娘を中国人に里子に出した母が、晩年に巡礼の旅に出る。 時に淡々と、時に押さえきれない感情をほとばしらせて語る、夫や子どもたちへの思い、引き上げてくるまでの辛い日々。 私はボロボロ泣いてしまい、あちこちでも泣いている気配が伝わってきました。
私たちの誇るべき憲法九条が危うい今、再び戦争の影が忍び寄りそうな今こそ、多くの人々に知って欲しいお芝居です。
明日21日にも公演があります。 開場1:00 開演1:30 参加券:800円(お茶付) 場所:あそび舎てんきりん(浦和駅東口から1.6km〜バス便あり)