桐生の織物工場

マリ先生と朗読の仲間、12人で車3台を連ねて桐生の織物工場と足利学校へ行って来ました。 朝7時半、マリ先生を迎えに行って、それからもう1人の仲間を乗せて、浦和インターから羽生のパーキングへ向かいました。 羽生集合なのです。 1台はもう着いていて、ゆっくりお茶を飲んでいました。 間もなく3代目も到着し、みんなで挨拶した後はアミダくじです。 誰がどの車に乗るかアミダで決めるのです。 私たちの朗読教室はアミダが好きで、何と配役までアミダで決めてしまうのです!
最初に向かった織物工場は、朗読仲間 Iさんの実家です。 弟さんが後を継いでいるのですが、中国産に押されて斜陽なのだそうです。 Iさんは、伝統的な産業をみんなに知って欲しいと、私たちを案内してくれました。 立派なお宅で Iさんのお母さん、弟さんご夫婦に歓待していただきました。 それから工場見学。 10何台もの機械がすごいスピードで布を織っていきます。 金糸を織り込んだ日本古来の柄、上のほうにはパンチカードが動いていて、それで模様が織られていくのです。 別の最新の機械を見せてもらった時はパンチカードはなくて、フロッピーで模様を織っていくのだと聞いて驚きました。
足利学校は、日本最古の総合大学と言われ、フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして最も有名な大学」と海外に紹介されたのだそうです。 Iさんの配慮で、ボランティアの方が詳しく説明しながら案内してくれたので、興味深くゆっくり見て回ることができました。 面白かったのは、庭にある「かなふり松」。 全国から多くの学生が集まり、先生が質問に答える暇がないので、この松に、読めない漢字を書いた紙を下げておくと、翌朝には必ずふりがながふられていたそうです。
帰りに東北自動車道を走っていた時、素晴らしい虹が出ました。色がはっきり分かれていて、虹の足が町並みの下のほうまでくっきり出ていたのです。パーキングではその話でもちきり。3台の車12人全員が虹に気がついて感嘆しました。よかった!