2005年度牛乳キャンペーン

今年度は牛乳キャンペーン。 1年を通して牛乳にかけます。
私たち生活クラブは、世田谷での牛乳運動から、私たちの工場を持つところから始まりました。 工場を作る段階で色々ありました。 ロングライフとか成分無調整とか、様々な牛乳について話し合いました。 牛乳って何なの? 顔も見える牛乳を作れるのは生活クラブならではです。
パスチャライズド牛乳」とは、72℃15秒間で殺菌した(パスチャライズド処理)された牛乳を言います。 パスチャライズド処理は、栄養成分の変性が少なく、「生きたミルク」の良さが残る優れた殺菌方法ですが、原乳が良くなければ、低温差金はできません。
市販されている牛乳のほとんどは、120℃〜130℃で瞬間殺菌されています。この方法は、高熱で牛乳に含まれるタンパク質やカルシウムが変性するなど、殺菌できても、生乳の自然な風味や栄養を変化させ、一部の有効な成分まで失ってしまう加工処理です。
市場には無いから自分たちで作ろうと、生産者と共に作りあげてきました。 自主運営、自主管理=自分たちで決めて、自分たちでとる。 牛乳工場を持ち、栃木に第二工場を作り、維持するために、ヨーグルト、アイスクリームを作ってきたが、やはり、この優れた牛乳は牛乳で飲んで欲しい。 班で205円、戸配では252円、あの原乳、低温殺菌にして、とても安い値段です。 利潤を求めるものではないが、運営するためには利用してもらわねばならず、「利用結集」=もっと利用する、「拡大」=人を増やすこと、をして初めて今の牛乳が飲めるのです。
私たちの支部支部長のUさんが、去年牛乳工場へ見学に行ったら、注文が少なくて午前中しか稼動しておらず、作っているところを見られなかった、工場の人に、もっと飲んでくださいと言われたと話してくれました。