ひなまつりコンサート

公民館の会場に行くと、体育室の舞台の上には、大きな折鶴や折り紙のお雛様、梅の花が飾られた立派な金屏風があり、プログラムもほんわかピンク、床にはお客さま用にピンクの座布団がたくさん並んでいて、雰囲気抜群です。 音合わせと少し練習をして開場、かわいい1〜2歳のお子さんを連れたお母さん方、大人だけの方々が次々に入っていらっしゃいました。 私の家は末っ子も21歳になり、赤ちゃんが懐かしい! 子育て真っ最中の間は大変だけど、なんたって一番いい時だから、お子さんと向き合える時間を大切に、充分に楽しんで欲しいなと願います。
心配なのはバリトンのHさんが月曜日から風邪で熱があったこと。 今日はなんとか熱は下がったそうですが、まだ辛そうでお気の毒です。
オープニングの「月の沙漠」は私たちの十八番で、初めての所では必ず演奏します。続いて滝廉太郎の「花」、團伊玖磨の「花の街」…今回の曲の解説のために調べていて「花の街」がラジオ歌謡だと初めて知りました。 もっと新しい歌だと思っていたのです。 1947年にNHKの委嘱でこの曲の詩を書いた江間章子は、戦争で荒廃した東京が、今に花咲く街になって欲しいとの夢と希望を託したのだそうです。 作詞者の言葉によると、3番の「泣いていたよ街の角で…」の部分は戦争によって様々な苦しみや悲しみを味わった人々の姿を映したものだとか。 それまでは春らしい美しい曲としか思っていなかったので、驚きでした。
フルート独奏でビゼーの「小さな木の実」、童謡は「朧月夜」「山の音楽家」「やぎさんゆうびん」「風」「わらいかわせみに話すなよ」を歌い、その後はみんなで声を合わせて歌う「うれしいひなまつり」「どこかで春が」「ぞうさん」「アイアイ」
ヴァイオリン独奏は織田哲郎「負けないで」で、演奏の前にR子さんが、「私は双子を育てました。 大変だったけど今思うと一番なつかしい時です。 みなさん、負けないで頑張って!という思いでこの曲を選びました」と話してくれたのがとても良かった。
「アニ―ローリー」「翼をください」を二重唱で歌い、ヴァイオリンとフルートの合奏でディズニーメドレー。 宮崎駿のアニメーション映画から「いつも何度でも」「カントリーロード」「君をのせて」を歌った後、2回目のみんなで歌う歌も、宮崎駿の『となりのトトロ』から「さんぽ」と「となりのトトロ」を歌い、最後に「ドレミの歌」を歌いました。 「ドレミの歌」の時は、ハンドベルを、8組の親子に1音ずつ担当して鳴らしてもらいながら歌いました。 もう8組希望者がいて、交代してもう1度歌い、盛り上がってよかったです。10時に始まり、予定時間の11時半の5分前に終わりました。
終わってから、風邪で具合の悪いHさんは先に帰りましたが、あとの4人は公民館の担当の方とお茶を飲みながら話して、「この次も…」と言っていただけてホッとしました。